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新解さんがすごいアプリになった 『新明解国語辞典 第七版』

      2017/09/26

一目惚れ。思わずiPhone用に『新明解国語辞典 第七版』を購入しちゃった。いいねえ。

新明解

iPhoneに辞典アプリを入れるのはこれが初めて。そもそも辞書・辞典アプリが必要なのか?という問いに対して、要らないでしょ、というのが答え。Googleで検索すればgoo辞書やWeblioが開くわけで、それで事足りる。類語も調べられるし、Wikipediaまで使えば百科事典以上の情報が得られますからね。これまで国語辞典があれば便利かなとは思ってたけれど、あえて入れる必要性は感じなかった。

ではなぜ今回買ったのか?
『新明解』だったから。そして、アプリとして楽しそうだったから。この二つが合わさっていることで手を出さずにいられなくなった。

「国語辞典」ではなく「新解さん」

というのも、ぼくはもう長年の「新解さん」ファンなのだ。手元にあるのは『新明解国語辞典 第三版』。30年くらい使い続けている。でも飽きない。読むたびに「あからさまにそんなこと言うか」とツッコんでしまうすてきな語釈。一例だけ紹介しよう。

じっしゃかい 【実社会】
実際の社会。〔美化・様式化されたものとは違って、複雑で、虚偽と欺瞞(ギマン)に満ち、毎日が試練の連続であると言える、きびしい社会を指す〕 「卒業して―に出たら親の苦労が少しは分かるだろう」

これほど愉快で愛着のわく国語辞典は他にない。新解さんについてよくご存知でない方は、たとえばこちらをご参照いただきたい。要するに、このアプリは「国語辞典」ではなく「新解さん」、「国語辞典」は要らないけれど「新解さん」は読みたい、ということなのである。

「インデックス検索」は楽しい

『新明解』というだけなら第六版のアプリはすでにあった。ただこれらはごく普通の辞書アプリで、面白みに欠ける。残念ながら、使いたい、と思わせる代物ではない。一方、今回登場した第七版は、それらとは開発元が異なり、まったく別のアプリなのだ。うれしい特徴はいろいろあって、朱を基調とした配色(新明解カラー)、読みやすく国語辞典らしい縦書き表記、などなど。そんな中でも秀逸なのが、iPhoneならではの「インデックス検索」。上の写真のように、小口の画面をなぞることで調べたい言葉を呼び出せる。紙の辞書を親指でパラパラパラパラとめくっていく感じ。まさに「辞書を引く」という動作感覚を味わえるのだ。たまりません。

以上、二つの魅力が重なってiPhoneと一緒に携帯したくなった『新明解国語辞典 第七版』、無性にうれしくなったのでダラダラ書いてしまった。

ちなみに、少なくとも4月26日まではお値段なんと1000円のセール中。

 

NEC BIGLOBE Ltd.

新明解国語辞典 第七版(1000円)
販売元:NEC BIGLOBE Ltd.(339MB)
カテゴリ:Reference
全てのバージョンの評価:★★★★☆(25件の評価)
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