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成功よりも、成長を大切にしたい 『能率手帳の流儀』

      2017/09/16

能率手帳の流儀『能率手帳の流儀/野口晴巳/日本能率協会マネジメントセンター』を読んでみた。本書はタイトルに手帳(それも能率手帳)とあるが、手帳のハウツー本ではなく、道具としての手帳をベースにした生き方暮らし方の啓蒙書。最近鬱々としているので何か立ち直るきっかけが得られればと期待して手に取った。

ザーッと読んでみて、少し気が楽になったかなという感じ。この本から汲み取ったことは次の2点。

成功より成長

大きな夢を掲げる前に足元しっかり見て着実に歩けよ、と言っています。

現実とはかけ離れた未来ばかりを夢見ることは、逃避でしかありません

とも。そこまで言っちゃうと、ちょっと同意できないですけど、夢のために今できることは何かを考えて、それを達成して行きましょうということなら理解できます。そのとおりですね。一日一日成長していけばその結果は絶対にプラスなわけで、到達点は死んだとき。案外それでいいのかも。

「振り返る」から未来が見える

これを気づかせてくれたのは大きい。日々の行動や思いを手帳に記録して、ときどき読み返してみましょうというもの。いいことだと思う。前を見て走るばかりじゃ疲れるものね(疲れない人もいるのだろうけれど、私は疲れた)。過去の自分を振り返って、「けっこう楽しんできたじゃない、がんばってきたじゃない」と充実感を覚えるのは心が安らぎます。そのためには記録をつけておかなくちゃ。日記ってとても大事なものだったんだ。

 - 社会, 読書