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自分の文体に似た文豪が誰か教えてくれる『文体診断ロゴーン』は本人を見破れない?

      2012/12/25

ひょっとすると、あなたが書いている文章は太宰治に似ているかもしれません。自分の書く文章はどんな特徴があるんだろうか、と気になる方は『文体診断ロゴーン』を試してみてはいかがでしょうか。自分の入力した文体の特徴を解析して、作家や政治家でいうと誰に似ているのかを診断してくれます。

試しにこのブログの過去記事をコピペして診断してみました。結果はこちら。

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ベスト3が浅田次郎、遠藤周作、北原白秋と出ました。1回だけでは心もとないのでもう1回。2回目の結果はこちら。

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今度も、順番は変わりましたがやはり遠藤周作、浅田次郎、北原白秋ですって。再現性よさそうです。

ヘーエ、ぼくの文体は浅田次郎、遠藤周作に似ているのか。これは本人気づきませんでした。浅田次郎は以前よく読んだですけど、遠藤周作は若い頃『沈黙』を読んだのみ。北原白秋に到っては触れたこともない。影響されたってことではなさそうです。生まれ持った個性ってやつですかね。狐狸庵先生に似てると言われると、嫌な気がしないでもないです。

この他「文章の読みやすさ」なども評価してくれます。文章はかなり硬いとの評価。これは自分でも薄々気づいてました。

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なかなか面白い文体診断ロゴーン、日本語形態素解析して文体の一致指数や文章評価を導き出すという、いたって真面目なプログラムのようです。真面目だからこそ面白いのだろうな。

さて、ぼくの文体は浅田次郎、遠藤周作似ということですが、こうなると次に試したくなることが出てきますねえ。ほら、あれですよ、あれ。浅田次郎の文体は浅田次郎に似ているのか、ってことです。意地が悪いけどやってみたくてたまらない。どうなるでしょうか?

文体診断ロゴーンでは、著者一人につき一つの作品をテキストとして採用していて、それもちゃんと公開しています。例えば浅田次郎なら『スターダスト・レヴュー』、遠藤周作は『白い人』です。これらとは異なるテキストで試してみましょう。
ぐうたら社会学 (集英社文庫) 勇気凛凛ルリの色 (講談社文庫)今回選んだのは、浅田次郎『勇気凛凛ルリの色』、遠藤周作『ぐうたら社会学』。それぞれ適当なページから500字程度を入力してみました。それぞれこんなことになりました。上が浅田次郎、下が遠藤周作の診断結果です。

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浅田次郎は佐高信似、遠藤周作は海野十三似と診断されました。なんとどちらもベスト3にご本人が登場しないという結果でした。だからどうだってことじゃありませんよ。文句付けるきさらさらなし。入力した字数も少ないことだし。ご愛嬌ということで。

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