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自分の芯を見つめ直す 『一流たちの金言2』

      2017/09/16

一流たちの金言2  ~ひたむきな人生を送った~『一流たちの金言2/藤尾秀昭(監修)/ 致知出版社』を一日2編ずつ、一旦頭と心に落としこむように読み進めた。ここでは気づいたことや思いついたことを脈絡なく書いておこうと思う。なお、本書は致知出版社より献本いただいた。御礼。

本書には、重みのある言葉が、その背景にある物語とともに収められている。全20編。物語を読むことで金言が立体化してくる。

最初の2編、「日新 日日新」「最後の最後まで前向きに、生きる努力を重ねていく」は特に共感し、改めて自分に言い聞かせた金言。それぞれ、土光敏夫氏、外山滋比古氏の言葉だ。ネームバリューにこだわるつもりはないが、さすがだなと感じた。一日一日を最後まで大切にすることを改めて肝に命じた。

僕はどうも戦争の話に胸打たれるようだ。「命を完全燃焼させて飛び立っていった若者たち」「おまえは若いんだから、頑張って生きろ」には涙してしまった。先の戦争で失われた命(もちろん軍人に限らず)の上に今生きているのだということは忘れてはならない。

「忘れたら素直に謝らなあかんやんか」は痛烈な一言。自分に素直さはあるだろうか。人はまずそれを見ている。

最終的に浮かび上がってくるのは“感謝”。ちゃらんぽらんでもなんとかなる。優柔不断でもなんとかなる。強い信念がなくてもなんとかなる。でも“感謝”だけは忘れてはいけない。親に感謝、家族に感謝、友に感謝、すべてに感謝。

 

一流たちの金言2  ~ひたむきな人生を送った~
月刊『致知』編集長 藤尾 秀昭
致知出版社
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 - 社会, 読書