ダーマトグラフの黄緑がムチャ気に入った
2012/12/14
昔からダーマトグラフが好きだ。巻かれた紙をクルクルはがすと芯が出てくる油性の色鉛筆だ。板坂元の『考える技術・書く技術(講談社現代新書)』でそんな文房具があることを知ってからだから、使い始めてもう30年以上になる。本などの文字の上に線を引くときに使っている。
文字を目立たせたいとき、一般的には蛍光マーカーがよく使われるのだろ。僕も使うが、今ひとつ好きになれない。「蛍光」だけあって眼がチカチカするのと、紙質によっては裏ににじむし、万年筆で書いたものだとその文字がにじんでしまう。その点ダーマトグラフだとそんな心配はない。蛍光マーカーのようなシャープな線は引けないが、それもまた味だ。皮を剥いて新しい芯が出てくるのもなんとなく楽しい。
これまで黄色のダーマトグラフを使ってきたが、どうも明度が高すぎるように感じてきたのと、もうちょっときれいな色を使ってみたい気分になったので、黄緑、水色、橙色に変えてみることにした。
中でも黄緑がいい塩梅だ。適度に目立ちながらも気分が落ち着く。本に線を引くとこんな感じ。
しばらくは「黄緑のダーマトグラフ」が手放せそうにないなあ。