測る！Quantify
「測る」というのはけっこう人の本質的な欲求なんだろうな、などとぼんやり思う。人が人らしく変化していく過程で、「数える」の次が「測る」だよなと。
人は大抵のものを測りたがる。何の役にも立たないけれど、測りたくて仕方がないものもある。宇宙の大きさなんてのはその最たるものだ。方や必要に迫られて測らざるを得ないこともある。商売するには肉の重さや油の量がわからないといけない。採れた作物の量とか、その前段階の畑の面積がどれほどかは徴税に欠かせない。測るというのは科学のもっとも重要な作業の一つだけれど、科学の分野にとどまるものではまったくない。「測る」を切り口にすると、世の中の別の見え方が浮かんできたりするんじゃなかろうか。
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最終更新日：2017/09/14