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ヌメ革ブックカバー、日光浴を終えたゾ

      2016/06/12

さて、6月20日に届いたヌメ革製ブックカバー、使いたいのをじっと我慢して日光浴させてきた。もうこれ以上待ちきれないので日光浴を先週金曜日に終了、実装モードに入ることにした。その間15日、いい色に日焼けしたもんだ。こんがり飴色、キャラメル色。こんなに色が変わるものなのだね。ちなみに、購入したときは淡いベージュのような色だったから(そのときの写真はこちら)、とても逞しくなったという感じ。

ブックカバー
さて、最初に包む本を何にするか。これはかなり迷った。足元の読書傾向でいけば伊坂、野尻あたりになる。しかしこれは小生にとっては儀式なので、流行に左右されてはいけないと思った。ここは古典でいこう。さんざん考えた末、J.G.フレイザーの『金枝篇』に装着することに決定。この本、奥付を見ると1980年の第19刷となっている。四半世紀も前に手にした本だ。一時期かなり本を処分したので、今手元に残っている文庫本の中で最も古い部類に入る。それなりに思い入れのある本だから、儀式にはうってつけなのだ。内容も“儀式”っぽくていいじゃないか。

本をくるんだカバーを撫で回して、すべすべとした良い感触を楽しんだ。

たれかターナー描く「金枝」という絵を知らぬ者があろう。

冒頭の一文に懐かしさが蘇ってきた。儀式としては成功だな。にんまり。

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