自分の力に合った登山靴を選ぶ
2022/04/20
山を歩くためのトレッキングシューズ、軽い靴に憧れるのです。ローカット、それもトレランシューズなんかで歩いたら軽快なんじゃないか。でも何度も手を出しかけては引っ込めるのです。自分には履きこなせない気がして。
軽いローカットシューズのことを調べると、「健脚向け」という意見が多い。トレランシューズなんてまさにそのイメージ。鍛えた足なら軽い靴でも、サンダルでも大丈夫でしょう。昔の人はわらじで山を越えていたのだから(先日、高尾山の稲荷山コースを裸足で駆け登って行く女性を目撃しました)。
でも60を越えたやわな私はそんなレベルじゃない。足を痛めそうで怖い。頑丈な靴でゆっくり歩こう、そう言い聞かせるのです。
今メインの靴はLOWAのタホー プロ II GT、トラディショナルスタイルです。スポルティバやサロモンとも履き比べてみましたが、足を優しく包み込んでくれる感触が素晴らしくてタホーに決めました。
タホーはヌバックレザーのトレッキングブーツ。雪山でなければ日本のたいていの山はこれで行けます。日本人の足のフィットする靴木型を採用していて、長い縦走路でも快適に歩けるテクノロジー満載だそうです。とはいえ重い。片足なんと870g。とは言え自分の足にはとてもうまくフィットしているので、そんな重さは感じません。歩き心地は文句なし。
靴はバックパックやその他のギアとは比べ物にならないほど難しい。合わない靴で出かけて、もし途中で足が痛くなったりしたら山を降りられなくなってしまう。おいそれと冒険しにくいのです。じっくりと、自分に合ったお気に入りの靴を見つけてください。
ではまた。