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人を進化させる読書論 『読書進化論』

      2017/09/16

読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書)『読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~/勝間和代/小学館101新書』は、“もっと本を読んで欲しい”という著者のメッセージがビュンビュン伝わってくる一冊だ。だから本書の内容は、本の読み方に留まってはいない。読書は読者だけでできるものではないのだ。著者は、読み手、書き手、売り手、それぞれに対して、矢継ぎ早の提言を繰り出してくる。まったりした読書論ではない。駆け抜ける本論なのだ。

私の興味として、「読む」60%、「書く」30%、「売る」10%程度の重み付けで読んだ。そして浮かび上がったキーワードは「活性化」と「再現性」だ。どちらの言葉も、本に書いてあることを実行してみるという行動につながり、「活性化」は読み手としてのキーワード、「再現性」は書き手としてのそれになる。裏返して言えば、私にとって読書はなにかしらの役に立っているのだろうかという不安がむくむくと頭をもたげてきたということだ。

その不安を常々感じてはいた。私は平均値から見れば本を読む方だし(毎日新聞第62回読書世論調査によれば1カ月間に読んだ平均冊数は単行本0.9冊、文庫・新書本0.8冊)、こうやってブログを書いたりもしている。勝間氏が進める、「本を読みましょ、アウトプットしましょ」を形的には実行していることになる。しかしである、どうも中途半端なのだ。すなわち、読書を“自分の生き方に役立てる”という点での歩留が極めて低いのではと感じていた。
本書には、この不安に対するアドバイスが書かれている。

  • 思考のレベルは、知識-理解-応用-分析-統合-評価、の6段階に分けられる。
  • 本を読んだら最後の段階まで思考を進め、評価した内容を行動習慣の変化に役立てる。

言われてみればそのとおり。そのことを再認識させてくれたことが、この本を読んで得た収穫だ。

こちらもいかが 勝間和代の本

  • やるかやらないかの問題 『効率が10倍アップする新・知的生産術』

 - 人文, 読書