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大切なのは流れを作ること 『トップ営業マンになる!身近なツール65の活用術』

      2017/09/16

営業を生業にしているわけではない僕ですけど、『トップ営業マンになる!身近なツール65の活用術/菊原智明/実務教育出版』みたいな営業ノウハウ本に食指が動いてしまいます。というのも、広い意味で捉えれば人は誰しも「営業マン」だと思っているからなんですね。商品を抱えて奮闘するってことはなくても、自分を売り込む場面は人生多々あるわけで。最近は「自分ブランド」なんて言葉もよく目にするようになりました。これって究極の営業じゃないかと。

卑近な例で言えばこのブログだって、より多くの人に見てもらおうとすればお客様に来ていただかなければならない。販売も利益も関係ないけれど、営業みたいなもんです。

本書では、そんな営業力アップのためのツールや手法65項目が紹介されています。身だしなみ、名刺、ビジネスレター、ファイル、ポスト・イットなど、写真で紹介されているのでとても分かりやすい。さっきの卑近な例に置き換えると、ブログのデザインだったり、プロフィールページにあたるところ。これらはこれらで役に立つのでしょうが(特に本当の営業マンにとって)、早く核心へと急ぎましょう。

本書の肝は、99ページからの「29 お客様から寄ってくる仕組みを作る」にあります。
物を売る側は、得てしてお客様を囲い込もうとします。これがおおきな間違い。お客様は囲い込まれたくなんかないのです。お客様をため込み捕まえるのではなく、入ってくる流れだけを作ればよいのです。どんなところに流れはできるのでしょうか。それは価値あるところ。価値ある情報を提供し続ける。繰り返しになりますが、以下まとめです。

 お客様を追いまわし捕まえるのではなく、価値ある情報を提供してお客様から寄ってくる流れを作るようにしましょう。

ついでにこれの変形バージョンも。

 お金はため込むものではなく、自分が価値ある人間になって、お金が入ってくる流れを作ることが大切。

ややもすると見失ってしまうこれらの言葉、頭に叩き込んでおきます。

本書は「本が好き!」さんから献本いただきました。ありがとうございました。

 

 - 社会, 読書