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これで「アインシュタイン」がわかる [アインシュタイン丸かじり]

      2017/09/16

アインシュタイン丸かじり―新書で入門本書『アインシュタイン丸かじり―新書で入門/志村史夫/新潮新書』はそのタイトルどおりアインシュタインについて書かれた本だ。何をわかりきったことを、と言われそうなので少し付け足す。アインシュタインといえば相対性理論がお決まりの結びつきなので、本書でも特殊相対性理論を解説する第4章に最多の40ページが割かれているが、著者は相対性理論を説明したいのではなく、あくまでアインシュタインを褒め称え、語りたいのだ。
したがって、小生にとって最も面白く役に立ったのは第7章の名言集であった。一言々々が素晴らしいのはもちろん、今書こうとしている物語に大きなヒントを与えてくれたのだから。ちなみに、この第7章には26ページが費やされている。特殊相対性理論解説の65%にあたる。
と言いながら、一般人(当然小生を含む)にとっては、特殊相対性理論を中心として光電効果、一般相対性理論、E=mc^2の雰囲気を味わえる入門書となっている。著者が指摘する特殊相対性理論のポイントは一つ。「何があろうとも光の速度は一定だ」ということをつべこべいわずに認めろ、である。

 - 自然科学・応用科学, 読書