すぐびん

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ブランドを一つに決めて時間・エネルギーを節約する

   

寒くなってきた。そろそろ防寒着が要る季節。ここ8年ほど、1着のダウンジャケットを愛用してきて、そろそろ新調してもいいかなという気分が頭をもたげてきていた。

そんな折、ぶらっと立ち寄ったデパートで紳士服売場(メンズフロア?)をうろついていたら、なんとも惹かれるアイテムを目にしちゃった。Paul Stuartの『ダイヤモンドキルティングブルゾン』。色は黒。表面がかすかに起毛していて、スウェードのようなモワッとした肌触り。なんかちょっとおしゃれ。それにデザインがシンプルなので、どんなときも羽織れてとっても重宝しそう。うん、これ欲しい、と一目惚れ。少々悩んだ末(この悩みについては後述)、値段に目をつぶって買っちまった。

店の人から「小さめのSサイズにした方が、ラインがすっきりしてきれいに見えますよ」とのアドバイスを信じてサイズはS。

これから長ーく着るつもり。出会いがしらのいいお買い物でした。

以上が前置きと言えば前置き。

さて、服のブランドは一つに決めておくというのがぼくの作戦。そうしておくと迷い悩むことに費やす時間とエネルギーを節約できるから。何か、シャツとかパンツとか、が欲しくなったとるす。世の中その手の商品は溢れているので、自分が気に入った「これだ」ってのを選び出すのは至難の業だ。だからブランドを一つ決めておく。そうすればその店に直行して、その中で物色すればよい。移動の時間が省けるし、種類が限られているからサッと決められる。あれこれ比べ悩むのは結構な時間とエネルギーを要するのだ。

選択の科学この辺の感覚は『選択の科学』で紹介されているアイエンガー教授の「ジャムの法則」に通じるところがある。選択肢をある程度絞ったほうが顧客満足度があがるという法則ね。

ただしこの作戦にも問題点はあって、どのブランドに決めるかについて悩むこと。

ここんところはckに決めていた。清潔でスマートなイメージがあったから。でもね、これからどんどん歳をとっていくのにckは厳しいな、と薄々感じてきた。もうちょっと落ち着いたブランドに変える年ごろかなと。もし変えるとすれば何にするか?

今回、Paul Stuartの商品を購入するにあたって悩んだのはこの点だ。一度決めたらそうそう変える気はないので重大な問題なのである。で、あれこれ考えた末、ぼちぼちPaul Stuartに乗り換えてもいいかなという方に傾いてきたので『ダイヤモンドキルティングブルゾン』購入に踏み切った次第。

ブルゾン一つ買うのにそれなりの葛藤があったという話。でも、これを乗り切れば後は楽なのだね。

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