政治家は5点満点中2.8点で合格なんだってさ、嫌になるよな
2014/01/04
毎日新聞にあきれる記事が掲載されていた。
<衆院選公約>自民、通信簿は平均2.8…5点満点で検証
なんともバカバカしい記事なのである。毎日新聞の各省庁担当記者が非営利団体・言論NPOに参加する学者らと合同で、自民党安倍政権のマニフェスト(内11の政策分野、70項目の政策)がどの程度実現したかを検証らしい。その結果、
平均は2.8点で、及第点と言える水準だった。
ヘーッ、政治ってのは5点満点中2.8点でOKなんだと。2.8点の意味をはっきりさせるため、評点の付け方を確認しておこう。こうなっている。
評価基準は、未着手または断念「1」、着手したが実現の展望がない「2」、着手し、予定通り進んではいないが一定の成果を上げている「3」、着手し、予定通り進んでいるが目標を達成できるかは現時点で判断できない「4」、着手し、実現の方向「5」。
てことは、2.8というのは3に満たないってことだから、「着手し、予定通り進んではいないし一定の成果も上げていない」となる。進捗も成果も未達、それが2.8点。
で、それでも及第点とは。あきれるのはぼくだけだろうか。2.8点を及第などと自民党、安倍総理をよいしょする毎日新聞と言論NPOにはどんな魂胆があるのだろうか。
誤解を避けるために付け加えておくと、今の安倍政策を非難しているのではない。採点して「着手し、予定通り進んではいないし一定の成果も上げていない」としておきながら、まずまずよくやってるんじゃないですか、と言う頭の構造についていけないのである。恥ずかしいよね。