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『舟を編む』の魅力は尊敬に溢れていること
舟を編む / 三浦しをん / 光文社 表紙を開いてから読み終えるまで一度も中断し ...
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頭を病んだエリートたちを炙り出せ 『特捜部Q キジ殺し』
キューブリックにより映画化された『時計じかけのオレンジ』は、公開当時、暴力を誘発 ...
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歯ぎしりして、喝采して、涙して 『ルーズヴェルト・ゲーム』
愉快痛快。葛藤し、喜び、涙する。これぞ娯楽小説の醍醐味。直木賞受賞第一作となる『 ...
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『モンテ・クリスト伯』を読み始めた
日々、次から次へと面白そうな本が出てくるのだけれど、一方で、いわゆる古典とか名 ...
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心を操作する会話 『ローラ・フェイとの最後の会話』
ローラ・フェイとの最後の会話 / トマス・H・クック(村松潔 訳) / ハヤカワ ...
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ハリー、なんと愛おしい奴『二流小説家』
二流小説家 / デイヴィッド・ゴードン(青木千鶴 訳) /ハヤカワ・ミステリ こ ...
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光と影の警察ミステリ 『緋色の十字章』
光と影、あるいは陽と陰、あるいは優しさと切なさ、それらが鮮やかにコントラストを放 ...
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ミカンの正しいむき方 『日本世間噺大系』
ミカンの正しいむき方をご存じだろうか。「皮がはがれればそれでいいだろう。ミカンの ...
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凄惨、なのに清々しくて熱いゾ 『卵をめぐる祖父の戦争』
卵をめぐる祖父の戦争 / デイヴィッド・ベニオフ(田口俊樹 訳) / ハヤカワ・ ...
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恋人たちのフュージョン『天冥の標4 機械じかけの子息たち』
天冥の標IV 機械じかけの子息たち / 小川一水 / ハヤカワ文庫JA 全10巻 ...