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フィリップ・プルマン2作品 『時計はとまらない』『花火師リーラと火の魔王』

      2017/09/16

フィリップ・プルマンはイギリスの児童文学家、ファンタジー作家。代表作はなんといっても『ライラの冒険シリーズ』だろう。今のところ『The Golden Compass』しか読んでいないけれど、妙にワクワクする世界観だった。いつかは全作読み通したいと思っている。

フィリップ・プルマンに興味を惹かれたので、『ライラの冒険』以外の作品にも手を出してみた。面白ければ息子にも読ませてみようと思ってね。ここでは、二作品紹介をする。とても楽しい物語りだったから、ぼくが読んでそのあと息子に手渡したものだ。どちらも児童文学なのでお子さんにいかがだろうか。大人が読んでも、大人なりの楽しみが見つかると思う。

時計はとまらない

時計はとまらない / フィリップ・プルマン / 偕成社
時計はとまらない (偕成社ミステリークラブ)

1冊目は『時計はとまらない』(偕成社)。子ども向けにしてはかなり不気味な怪奇物だ。
とある酒場で、人気の作家が新作を語りだすところから物語は始まる。そのうち、作家が話している物語の登場人物がその酒場に現われて、…。二つの物語が絡み合って溶け合って、その構成がとてもうまい。そしてとても怖い。たとえば、心臓の代わりにゼンマイを埋め込まれた王様が登場するのだが、その映像を想像すると、うわぁ気持ち悪う。

花火師リーラと火の魔王

花火師リーラと火の魔王 / フィリップ・プルマン / ポプラ社
花火師リーラと火の魔王 (ポプラ・ウイング・ブックス)

2冊目は『時計はとまらない』(ポプラ社)。『時計はとまらない』とは趣ががらりと変わって、楽しい冒険物。少女が冒険をとおして一人前の花火師に成長する、とテーマは鉄板だが読んでいてとても楽しい。その理由は、いろいろな商売に手を出すランバシ、凄腕の花火師プッフェンフラッシュ博士、シニョール・スコルチーニ、サム・スパーキントン大佐などの脇役が魅力的に描かれているからだ。脇役大事だね。脇役次第で物語りはこんなにも面白くなる。

 - 小説, 読書