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身の丈に合った読書術『読書は1冊のノートにまとめなさい』

      2017/09/16

『読書は1冊のノートにまとめなさい』は、本を読んではいるけれど、どうもそれらが身についていない、役立っていないんじゃないかと不安を感じている人たちに向けた一冊。最終的に読書体験を何らかのご利益に結びつけるためにはどうするか、という視点にフォーカスしたノウハウ本だ。まあ私もその種の不安を常々抱いているので、何かヒントはないかと手にした次第。それに、他の人がどんなふうに本を読んでいるのか、「家政婦は見た」的な興味もある。

本書の骨格である「探すー買うー読むー記録するー活用する」という流れと、基本ツールにA6ノートを用いることについてはスルー。それぞれ普通のことだし、すでに実行しているからね。

では何が一番参考になったかというと、「チェックを流れ作業化させる方法」なのだ。そのまま引用しちゃうと、

  1. 付箋を二枚(しおりA、B)を用意
  2. いいと思った箇所は角を折りながら読む
  3. 読むのに飽きたらしおりAを挟んで中断
  4. はじめに戻って、角を折ってあるページの該当箇所に先を引いていく
  5. 線を引くのに飽きたらしおりを挟んで中断
  6. またしおりの箇所から読みはじめる
  7. 2~6を繰り返し、しおりが最後まで行けば「読了&チェック済み」

……
そして以上が済んだら、時間ができたときにでも読書ノートを作る

というもの。この仕組みはうまい。読む、チェックする、ノートをとるの三つの工程を、それぞれに専念しつつ無駄なくサイクルが回るようになっている。複数本を同時に読み進めているときに特に効力を発揮しそうだ。このような、仕組みが定常的に回る「やり方」を教えてもらえるのはとてもありがたい。早速2枚しおり法を始めました。

他にも拝借した手法はいくつかあって、

  • テーマで探す新書ガイド「新書マップ」:こんなサイトがあったんですね。
  • 目玉クリップで抜き書きするとき開いた本を留める:安くて便利。
  • 雑誌の定期購読:『暮らしの手帖』の定期購読を申し込んだ。

をそっくりいただいた。

巷には、もういいよってなくらい読書論、読書術に関する本が溢れかえっているから、本書を読む前はそんなに大きな期待はしていなかったのだけれど(失礼しました)、なんのなんの、私の身の丈に合った読書術として参考になった。人の意見には素直に耳を傾けよう。感謝。

読書は1冊のノートにまとめなさい/奥野宣之/ナナ・コーポレート・コミュニケーション
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