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親が子どもに言ってはいけない言葉 『なぜ勉強するのか?』

      2017/09/16

なぜ勉強するのか?
鈴木光司 著
ソフトバンク新書

なぜ勉強するのか? [ソフトバンク新書]
子どもから、「どうして勉強しなければいけないの?」と問われて何と答えるか。『なぜ勉強するのか?/鈴木光司/ソフトバンク新書』はその問いから始まる鈴木光司の提言。小生には至極まっとうな主張に聞こえ、90%は共感できる。「古き良き時代」なんて無い、『世界に一つだけの花』の思想は危ない、などは当にそのとおり。
ここではちょっと見方を変えて、氏が述べている親が子どもに言ってはいけない言葉を拾い出してみよう。

  • 「学校では役に立つことを何も教えてくれなかった」「学校の勉強なんて社会に出ても何の役にも立たない」
  • 「世の中は競争社会なのだから」「社会に出たら競争なのだから、負けてはいけない」
  • 「世も末ですね」「お先真っ暗」「昔はよかった」

大雑把にまとめてしまえば、これらの裏返しが鈴木光司の言いたいことになるだろう。
さて、最初の問いに対してどう答えるか。著者の答えは、
「人類の進歩に貢献するため」「社会をよりよくするため」
だ。

 - 社会, 読書